2024.02.22ニュースリリース
三井物産パッケージング株式会社(本社:東京都港区、社長:佐藤 正二郎)は、持続可能な社会の実現を目指した取り組みの一環として、キーコーヒー株式会社(本社:東京都港区、社長:柴田 裕)、王子エフテックス株式会社(本社:東京都中央区、社長:大野 直孝)と協働で、従来廃棄されていたコーヒー豆の麻袋(またい)のアップサイクルを推進し、本取り組みにおいて開発された循環資源混抄紙「MEGURISH(麻)」※1が、キーコーヒー株式会社が業務用市場で販売する「レインフォレスト・アライアンス認証農園産コーヒー」2アイテムの商品パッケージに採用されました。
2022年度の日本国内のコーヒー豆輸入量は約39万トンで、コーヒー豆の輸入時に使用される麻袋は約600万袋※2におよび、その大半が廃棄処分されていると言われています。
キーコーヒー株式会社におかれても年間で約400トン、約80万袋の麻袋が排出※3されており、これまで観光農園や養蜂所へ寄付するなど有効活用されていたものの大半は廃棄されていたとお伺いしています。キーコーヒー株式会社では、2030年を見据え「珈琲とKISSAのサステナブルカンパニー」を掲げられており、持続可能なコーヒー生産の実現に向けたさまざまな活動が行われています。そのような中、当社ではキーコーヒー株式会社が目指される持続可能な社会の実現に向けた活動を支援すべく、麻袋アップサイクルを推進しました。
当社は環境問題への取り組みを経営上の重要課題と位置付け、環境に優しい商品の開発・販売・資源循環コーディネートを通じた地球環境の保全・SDGs貢献を環境方針に掲げています。
今回、キーコーヒー株式会社が抱える麻袋を有効活用したいというニーズを起点に、麻袋のパルプ化技術を持つ王子エフテックス株式会社と共にprojectを立ち上げ、3社共同で麻袋のアップサイクルを実現いたしました。また、麻袋の回収機能は、古紙問屋・株式会社宮崎(本社:愛知県清須市、社長:梅田 慎吾)と当社が共同出資により設立した三井物産ファーストワンマイル株式会社(本社:東京都港区、社長:眞澤 暢宏)が担っております。
今後も、当社では「資源循環」を軸に循環するモノの流れや情報を可視化、環境負荷低減と経済合理性をバランスさせる「共生型エコシステム」の実現を目指します。
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